彩の系譜 PENTAX History
このメーカーを使い続ける理由がその色作りにあることに気付かされました
今回はそんなカメラのお話
2008年撮影 弘前の桜から始めましょう

ガラスペンタプリズム
小型軽量
お求めやすい価格
このわがままを叶えてくれたのが*istDSでした

各メーカーがデジタル一眼レフの技術を競い合っていたあの頃
手振れ補正
撮像素子のゴミ除去
防塵防滴
当時の最新技術全部入りで登場したのがK10Dです

ボディが大柄になったのは残念でしたが
今でもトレードマークに使用している画像もこのカメラでの撮影です

素直な発色が魅力でした

K10Dの後継機として登場したのがK20D
外観はほとんど変わりませんが中身は別物でした
海外製のCMOSを採用しライブビューに対応
ファインシャープネスや画像仕上げ「カスタムイメージ」を採用しました
特に「雅」に代表される独特の色再現に拘りを感じます

この頃から夜明けの撮影にはまっていきます

その色表現は紅葉の撮影にぴったりでした

人とは贅沢なもので
こってり鮮やかな発色に慣れてくると
もっとナチュラルな色を求めてしまいます

K10Dの後 PENTAXではK100系 K200D KmまでCCD機が製造されました
飾り気のないK200Dの画像に感心したのはこの頃です

白の発色

光の表現

2009年 私にとってのエポックメイキング
K-7が発売されます
撮像素子こそK20Dのものを引き継ぎますが
マグネシウム合金の贅肉を取り払った小型ボディ
そのスタイルと操作性はK-3Ⅱ K-1MⅡまで継続する原型を作りました
絵作りに関しては独自のホワイトバランス機能「CTE」やカスタムイメージ「ほのか」で
独自性を出していきます

その画質に対し賛否両論でしたが
私にとってK-7の色再現はいまだにPENTAXの中で最高に好ましいものでした

歴代のカメラで撮影した滝の表現も
K-7での作品が一番しっくりきています

K-5以降 ユーザーのニーズもあり高画素 高感度 高速連写へと技術は進歩してきました
今はミラーレス全盛
そのうち化石になるかもしれない一眼レフですが
やはり撮りたい光景は光学ファインダーで覗きたい
もしかしたら
最後まで光学ファインダーのレフ機を作り続けるのがPENTAXになるのかも
そんな妄想も楽しい

CAMERA
*istDS
K10D
K200D
K20D
K-7
LENS
smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL
TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 LD Macro 1:2
smc PENTAX-DA 10-17mm F3.5-4.5 ED [IF] Fisheye
smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL II
smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED
smc PENTAX-DA 16-45mm F4 ED AL
TAMRON SP AF 90mm F2.8
Sigma 30mm F1.4 EX DC HSM
smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited
smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited