浅川の慰霊花火
福島県浅川町は花火の里 300年に及ぶ伝統的な花火大会が開催されました
はじめて訪れる花火大会 目まぐるしく変わる天候のなか 日暮れを待ちます
南の空に大きな二重の虹
美しさは南から近づく台風の兆候でもありました
厳かな点火式のあと 薄暮の残る空に
ナイアガラとともに大輪の花が咲きはじめました
次々と 惜しみもなく 尺玉が打ちあがります
会場で待機中、幾度となくスコールに見舞われましたが
花火の最中も断続的に雨が降り続きます
出目金のような広角レンズを付けていたので
水滴を拭いながらの撮影 それでも画像に残ってしまいます
この美しい花火は水滴なしで撮りたかったなぁ
花火の進行は慰霊の花火へと移っていきます
驚いたのが 個人が親族の供養にメッセージをこめて
とても立派な花火を提供していることでした
次の画像も供養の花火で
尺玉の連発でしたが 一発目の花火が地上で開花
こういう花火なのか 何かの手違いか この後しばし打ち上げが中断された
こともあり、気がかりな花火ではありました
でも 何事もなかったかのように打ち上げは継続されます 杞憂かなぁ
ここからは福島県内最大級の二尺玉の打ち上げです
目の前で上がる尺玉の迫力にやっと慣れてきたころ
その二倍の二尺玉
音と振動が 空気を大地を そして五感を揺らします
スターマインの中にも尺玉が惜しみなく上がります
ここからが浅川の慰霊花火
本番の「東園の瑠璃光~宝珠の祈り」です
花火の華やかさに 慰霊の心を込めた色合いがとても印象的です
クライマックスは音楽創作花火「8月のレクイエム」
最後を飾るのが浅川名物
恐らくここでしか見られない「大地雷火」
打ち上げ場所とは反対方向の 小高い城山
その頂上、稜線から火山の噴火のように花火が上がります
これだけでもこの花火大会に来てよかったと思わせてくれました
浅川のみなさま、ありがとうございました